ホストの営業トーク集!指名ホストの真意を見抜け!

毎夜光り輝く飲み屋街は、常に欲望とお金が飛び交っています。

そんな飲み屋街は、ホストに泣かされている女性、アフター待ちをしている女性、次のホストクラブを必死に探している女性など様々な女性がいます。

今現在ホストクラブに通っている女性に質問です。

「指名している担当ホストがあなたをお店に呼ぶのは、営業だと気づいていますか?」

今回は、ホストの営業トークについてお話していきます。

ホストは本当に営業トークをする?

ホストに通っている人もそうでない人も「ホストって本当に営業トークするの?」と考える女性も多いのではないでしょうか。

答えはイエスです。

友営、色恋、本営、枕、などの営業スタイルが存在しますが、営業トークはどの営業スタイルにも形を変えて存在するものです。

当然ホストにもいろんな種類の人がいます。女性嫌いな人、女性好きな人、女性に惚れやすい人、遊び人、まじめな人、高学歴、ちょい悪、元ヤン、などピンキリで実に様々です。

そのため、色恋などの営業ではなく本当にお客さんに好意を持っているホストもいないわけではありません。

しかしながら、世の中のホストの人数とホストクラブに通うお客さんの数を考えれば、割合的には99%は営業だと言えます。

ここまで話しても、

・わたしが指名している担当ホストは私に営業なんかしてこないよ!
・○○くんに限ってそんなことは絶対ない!
・あのLINEは営業じゃないはず!
と考えている人も多いのではないでしょうか。

よくあるリアルな営業トーク集

ここからは、具体的な営業トーク集を紹介するので、自分の担当ホストが言っていたワードがあったり心当たりがある場合は、営業の可能性が高いので注意が必要です。

○○ちゃんだけ、お前しかいない

そんなはずはありません。ホストクラブには大勢のお客さんが来店します。お客さんの種類は豊富で、言ってしまえば毎日が出会いです。

それなりにお客さんはいるはずですし、「だけ」ということもないでしょう。

お客さんに「○○ちゃんしかいない」と言うことで責任感を持たせるやり方で、ホストからのお願いごとを断りづらくします。

お世話好きの人は注意しましょう。

会いたい

ホスト慣れしている人は「会いたい」というワードは鉄板すぎて一周まわって本当に会いたいのかもしれないと思ってしまうくらい鉄板です。

本当に会いたいと思う人ならお金を払わせて会いに来させず、営業後にプライベートの時間を削ってでも会ってくれれば良いだけのことなのです。

ちなみにその正論を直接そのまま言ってしまうと、

  • 「営業後は先輩とご飯に行くことになっている」
  • 「従業員をご飯に連れていかなければならない」
  • 「アフターがある」
  • 「シャンパンコールの練習がある」
  • 「(翌日の連絡)ごめん寝てた」

このように返ってくる可能性が高いです。

社員旅行のお土産を渡したい

わざわざお金を払ってお店に行って、なぜその飲み代よりも安いであろうお土産を貰いに行かなければならないのでしょう。

ホストを知らない人からすると不思議かもしれませんが、夜の世界ではこれが成り立つんです。

好きな担当ホストから貰うお土産はどんなものよりも価値があるようです。

ちなみにお客さんが旅行に行った際、ホストから「お土産が欲しい」と言ってくるパターンもあります。

ホストクラブの営業中にお店の外でホストに渡す人も少なくないですが、その場でヘルプやお店ぐるみで営業をかけられそのまま来店しまうことも多いです。

シャンパンコールを聞かせたい

「シャンパンコールを聞かせたい」と言ってくるということは、つまり「シャンパンをいれてくれ」ということです。

シャンパンコールが何度も行われている日に「さっき違う席でやってたの聞いたよ?」と言っても「目の前で聞かせたい」と言い出すホストもいます。

シャンパンコールの練習で何度も聞いているはずなので、動画でも撮って直接動画を見せて聞かせてあげれば良いものを、そうはせず実際にシャンパンをいれさせようとします。

シャンパンコールはボトルの種類によって複数あります。気を付けて!

あのホストには負けたくない

売上争いや売上バトルのイベントではこのようなことを言うホストが多く現れますが、締め日が近づいてくるにつれて通常営業でも多くなってきます。

他のホストとナンバー争いをしていたり、同じお店の従業員にライバル心を持っていることをお客さんに把握させることで、シャンパンやボトルを煽るきっかけとなります。

これは指名されて間もないお客さんに対して、いわゆる”育て”として行われることが一般的です。

「負けたくない」というワードはどこか可愛くてピュアで負けず嫌いな印象を覚えますが、実際は売上をあげるためだけの言い訳なのです。

結果を出して昇格したい

「結果を出して昇格したい」というのは、つまり売上を上げてお店の内勤や上司に評価され、幹部に昇格したいということです。

昇格するとホストの中での地位があがるため、新人ホストや平ホストはまずここを目標にして日々努力します。

ちなみに幹部の種類には一般的に、

  • 幹部補佐
  • 幹部
  • 主任
  • マネージャー
  • 支配人
  • 部長
  • 代表

などの種類があります。

マネージャー辺りから少し変わってきますが、最近では基本的にどの役職もおおまかにやることは同じで、特に変化はありません。

役職のない平ホストと変わることといえば、新人教育やイベント提案、幹部会の出席などが増え、後輩ホストから尊敬されることが少し多くなるだけです。

昇格するために売上を上げるということは、当然シャンパンやボトルを入れてほしいということなので、非常に分かりやすい営業です。

偽りや嘘とはまた種類が違いますが、ひとつの営業トークとして知っておくべき内容です。

ナンバーに入りたい

「昇格したい」と似たパターンとして「ナンバーに入りたい」と言ってくるパターンもあります。

お店や従業員数によってナンバーの数は変わりますが、基本的にナンバー10くらいまで存在するお店が多いです。

ナンバーの上位10人の中に入るには相当な売上が必要です。

特に新人ホストが使うことの多いワードで、ひとりのお客さんがその要望を聞いてあげてボトルを入れてあげてもナンバーに入れないことも多く、一人の売上ではどうしようもない場合もあります。

仮にこの記事を読んでいる人の中で営業トークだと知ったうえで要望をかなえてあげたい人は、本当にナンバーに入れるのか、ナンバー入りするにはあといくらの総売、小計が必要なのか確認しておくことが重要です。

支えてほしい

本営や色恋営業に多く見られる営業トークですが、「支えてほしい」とお客さんに伝えることで、お客さんは「信用してくれているんだから期待に応えて私が支えなきゃ」という気持ちになります。

支えるというのは、何も”家でご飯を作って帰りを待つ”ということではなく、「ボトルをおろして売上が下がらないように俺の立場を支えてくれ」という意味です。

しかしそうは言わず、「支えてほしい」と言って綺麗な言葉でお客さんの良心を煽ります。

前述したように、本営や色恋に多く見られる営業トークなので、「支えてほしい」と言われる頃には二人の関係は仕上がっていて既に一丁上がりの育て完了状態になっていることが多いので、おそらくほとんどのお客さんは断れないでしょう。

本営、色恋は厄介なので、少しでも早く営業だと見抜くことが重要です。

お世話になってる先輩ホストのイベントだから来て喜ばせてほしい

先輩ホストのイベントとは、

  • バースデー
  • 昇格祭
  • ラスト

のことで、従業員ひとりひとりにこのイベントをうてる権利があります。

バースデーイベントは年に1回、ラストイベントはホスト人生で1回きりですが、昇格祭だけは昇格する度に行われます。

つまりこの営業トークは、「お祝いに来て先輩を喜ばしてほしい」という意味でありながら、実際は先輩が喜ぶというよりも、一番喜ぶのは売上が乗る担当ホスト自身です。

先輩ホストが喜ぶことといえば、自分のイベントで卓数が少しでも埋まるということくらいです。

この卓にいたいからボトルを入れてほしい

担当ホストは自分のお客さんの卓でシャンパンやボトルが入ったら一定時間その卓に座っていることが一般的です。

フロア内の席回し・つけ回しをするのは内勤ですが、シャンパンやボトルが入ることでその後すぐに担当ホストを移動させることはせず、一定時間はそのまま座り続けさせます。

簡単に説明すると、いわゆるお店内で行われる簡易的なアフターケアとして、シャンパンを入れたあとの余韻を楽しんでもらうために設けられる時間です。

それを利用し、「この卓にいたいから」「○○ちゃんとずっと話していたいから」といってお客さんにボトルを入れさせようとします。

お客さんにお金を払わせてでも私と話したいと思うのなら自分でボトルをおろせ!どうせ払うのは原価だけやろ!と言ってみては?

ラスソンが歌いたい

ラスソン(ラストソング)というのは、その日一番の売上を上げたホストだけが歌えるカラオケのことで、営業終了間際に行われるものです。

ホストクラブのフロア規模によって異なりますが、基本的にはみんなに聞かれます。

そのラスソンが歌いたいということは、「今日はこのお店の中で一番売上を上げてほしい」ということです。

その日一番の売上を上げるためにどのくらいの売上が必要なのかは日によって変わり、尚且つラストオーダーまでそれは分かりません。

一番だと思ってお客さんが楽しみにラスソンを待っていたら、ラストオーダーで一気に売上が上がり違うホストや違うお客さん卓でのラスソンが始まることも多々あります。

今日は坊主(お茶引き)

坊主・お茶引きというのは、指名のお客さんが一人も来ていないという意味です。

LINEや電話、或いは来店直後に「今日はお茶だから」というのはほぼほぼ営業トークです。

来店直後に言ってくる場合は本当にお茶の可能性も少なからずありますが、LINEや電話で言ってくる場合はただの営業トークの可能性があります。

指名客が被っていたら担当ホストが卓についてくれる時間が短くなるため、お客さんによっては被りがいる日に来店することを嫌います。

そのためホストは「今日はお茶なんだよねー」「坊主!助けて!」と言ってきますが、だいたいはそのフロア内にはお客さんがいたり、既に来客予定があることが多いです。

「お茶だから、坊主だから」と言われてお店に行ってあげたら、実は被りがいたという経験をしたことある方、多いのではないでしょうか。

俺の顔を立ててほしい

イベント事で使われることが多い営業トークで、先に紹介した「お世話になっている先輩ホストのイベントだから…」と少し似ていますが、それとは少し違い通常営業でもよく使われます。

ホストが言う顔を立ててほしい理由としては、

  • 後輩のイベントだから
  • 先輩のイベントだから
  • 今月売上が厳しいから
  • ナンバー落ちしそうだから

など様々ですが、結局はどれも「ボトルをおろせ」ということです。

あくまでお客さんにボトルをおろさせるための口述で、ホストによってはボトルを入れなかったことに対して「面子を潰した」と逆切れするホストもいます。

気を付けましょう。

俺のことが好きなら行動で示して

ホストにどっぷりハマった経験がある人なら言われた覚えがある人も多いのではないでしょうか。

ホストとお客さんの関係がある程度長くなってくると、このような営業トークをするホストもいます。

本営や色恋といった営業スタイルでよく使われる営業トークで、お客さんがお金を使わなくなったり、お客さんとしての機能がブレ始めると「俺のことが好きなら行動で示せ」と言いお客さんを煽ります。

その結果、お客さんに「行動で示さないと伝わらないんだ」と思わせ、大量のボトルをおろさせ大金を使わせます。

言われた時点で営業確定です。注意しましょう。

今日誕生日だよね?祝ってあげるからおいで

謎です。お客さんの誕生日になぜわざわざお客さん自身がお金を払いノコノコとお店にいかなければならないのか。

気づく人はこの時点できっぱり無視するか、知ったうえであえて行くか、のどちらかだと思いますが、不思議とこれに気づかず誕生日にわざわざお店に行くお客さんも多いというのが現状です。

お店に来てくれたお礼として更に店外でお祝いしてあげるホストもいますが、お店に行かなくてもわざわざ店外で祝ってあげるという担当ホストは非常に少ないでしょう。

人生で限られた回数しか訪れない記念日なので大事に過ごしましょう。

まとめ

あなたの担当ホストはいくつ当てはまっていましたか?

ホストの営業トークも時代と共に姿形を変え存在し続けていて、この記事で紹介した営業トーク以外にも数えきれないほどの営業トークがあります。

担当ホストが言っていることをしっかりと見極め、ホストとの関係を考えていきましょう。

少しでも参考になれば幸いです。