水商売のすべて!意味・歴史・業種を徹底解説

水商売って、聞いたことあるけど、意味や歴史、業種の特徴って何だろう?

今回の記事では、そんな疑問にお答えすべく、水商売の意味や歴史、業種について徹底解説します。

まずは水商売の意味と語源に迫り、江戸時代からの水商売の歴史と変遷を紐解きます。また、海外では水商売が存在しない理由についても触れてみました。

そして、水商売の様々な業種とその特徴を一覧にし、風俗業界における水商売の歴史と現状も取り上げています。働く上での収入やメリット・デメリットにも触れていきます。

この記事が、あなたの水商売に対する興味や関心を満たせられると幸いです。

・水商売の意味
・水商売の歴史
・水商売の言葉の由来
・水商売の主な職種一覧
・水商売のメリットとデメリット

水商売の意味と語源に迫る

水商売は、日本に昔から存在し、根強く人気のある稼業であり、多くの人がその魅力に取り憄れてきました。

水商売とは、お酒や飲食を提供する接客業をさし、具体的には、主にキャバクラ、ホストクラブなどが該当します。

この言葉が広まった理由は、人間の本能・欲を満たし、お客さんが心身ともにリラックスできるような、居心地の良い空間が提供されていることにあります。

江戸時代からの水商売の歴史と変遷

この水商売という言葉の由来は、江戸時代にさかのぼります。

当時、お金を使って楽しむ場所として、水茶屋が登場しました。水茶屋は、料理やお酒、芸妓のサービスを提供する場でもあり、利用者は非常にリッチな娯楽を味わっていました。

当時の水茶屋は、日本の風俗文化や芸妓文化の発展に大きく寄与していました。また、川沿いや橋の近くなど水辺に立地していることが多く、これらも相まって”水商売”という言葉の語源になっているといえます。

その後も水商売は利用者から異常なまでに愛され続け、サービスや利用者のニーズに応じて進化してきたことで、現在のような形態に変わりました。

水茶屋

水茶屋は、江戸時代に路傍や寺社の境内などで、湯茶を飲ませて往来の人を休息させた店。江戸の上野山下・浅草寺・谷中笠森稲荷などの地内にあったものは看板娘をおいて客を呼んだ。また、京の四条河原のものは櫓年寄の支配に属し、座元・太夫元など芝居関係者が副業として経営していたので、芝居見物の桟敷の予約や食事の世話もした。

湯茶を飲ませて往来の人を休息させていたり、看板娘を置いていたりと、もう完全に今のキャバクラみたいな業態がイメージできるはずです。

しかし、最初は老夫婦などが切り盛りしているお店が多く、徐々に妻や娘が店番をすることが多くなったことで、次第に華やかな業種へと変貌していきます。

一時は、江戸だけで2万件以上の水茶屋が存在していて、日本の男どもがサルのように群がっていたようです。

また、気に入った娘に男気を見せるために、金に物を言わせる猛者も大勢いたとのことで、江戸時代からヒエハル君に成り下がるオスのアホさっぷりが伺えます。

ちなみに、水商売の言葉の由来としては他にも存在し、

  • 芸妓が泥水稼業と言われていたこと
  • 流水のように収入が安定しない商売だと言われていたこと

などが挙げられます。

現代の水商売では、キャバクラやホストクラブ、スナックなどさまざまな形態がありますが、基本的にはそのどれもが、水商売の言葉の由来や語源である「水茶屋」の姿を受け継いでいます。

これからも、人間というオスメスが存在する以上、多くの人々が欲を満たす場として、存在し続けるでしょうね。

困ったもんだ。

海外では水商売が存在しない?その理由とは

水商売と言えば、男女が存在する限り世界共通の営業形態だと思う人も多いですが、実はこれは日本独特なものであり、海外ではあまり見られるものではありません。

これにはいくつかの理由があります。

まず、言葉の由来から考えてみましょう。水商売という言葉は、江戸時代の水茶屋が由来になっていましたよね。そして実際に、そのサービスに日本人はどっぷり浸かっていました。

しかし、海外ではこのような文化が根付いていないため、水商売という言葉自体が存在しないのです。

また、海外の飲食業界と比較してみると、日本の水商売が持つ独特の接客スタイルが際立ちます。

日本ではスナックやキャバクラ、クラブなど、女性が接待することを主体とした業種が多く存在しますが、海外ではバーなど一般的な飲食店が主流であり、接客に特化した業種は少なからずありながらも、当然日本ほどではありません。

そして、日本で水商売が根強く愛される理由として、いわゆる“おもてなし”文化が大きく影響しています。

日本では、接待やおもてなしを重視する文化があり、それが水商売の発展に繋がっています。海外ではそのような文化が薄く、日本のように水商売が発展する基盤がそれほど整っていないのです。

まぁ近年では、一部の外国人観光客が日本の水商売に興味を持ち始めたことで、海外でも徐々にその需要が見込まれていたりしますが、やはり日本だからこそここまで伸びた業態だと言えます。

ちなみに、水商売に対しての海外の反応を、以下に一部紹介しておきます。

  • やっぱ日本って独特
  • 結婚してるのに若い女の子と喋りたいって意味不明
  • わざわざ金出して女性に相手してもらってるのに、水商売で働いてる人を見下してるのは何故?ワーイ?
  • 金と時間の無駄だろうに
  • 私もお金を貰えるならキモ男とだって話せるわよ
  • もし夫がこんな場所に行ってたら落雷よ
  • こんなものがあるから日本の出生率は低下してるんだね
  • 日本人は基本的に社会性がないから、こういう場で社会性を補ってるんだろうか
  • 日本人は忙しいから、そういう息抜きが必要なんだね。

これ決して煽ってるわけではなく、おそらく本心やと思います。頑張れ日本。

水商売の業種とその特徴

水商売にはさまざまな業種が存在します。ここでは、その代表的なものをいくつか紹介していきましょう。

  • キャバクラ
    男性がお酒と女性を楽しむ場で、女性が話し相手を務める店。おしゃれな雰囲気であり、客が楽しめるように様々なサービスが提供される。
  • スナック
    より家庭的な雰囲気の店で、ママ(女性経営者)やホステスが接客を行う。カラオケや話し相手が楽しめる。
  • クラブ
    高級感のある店で、シャンパンや高級酒が振る舞われる。キャバレーレベルの接待も行われることがある。
  • ラウンジ
    落ち着いた雰囲気の店で、ビジネスマンや芸能人が利用することが多い。接待や会食に適した空間が提供される。
  • ガールズバー
    カウンターで女性が客とお酒を飲みながら会話を楽しむ。比較的リーズナブルな価格で利用できる。
  • ホストクラブ
    男性が女性客を接待する店。派手な衣装やパフォーマンスが特徴で、客は女王様・姫のような気分も味わえる。

これらの業種は、それぞれ独自のポリシーを持ち、客層や提供するサービスが異なります。

しかしながら、共通点としては、やはりおもてなし文化が重要視されていて、客が楽しむことを第一に考えている業態であるとされています。

まぁ実情は”大金を稼ぐために客を楽しませているだけ”です。つまり第一に考えてるのは”大金を稼ぐこと”で、そのために”客をいかに効率よく楽しませるか”が考え抜かれているだけです。

そもそも原価率も利益率が普通じゃないしな。目的や優先順位を履き違えてるだけで、本来の形が理解できないはずなので、ここは勘違いしないように。

水商売の収入と働く上でのメリット・デメリット

ここまで説明してきたように、水商売は、夜のお店で働く、キャバクラやスナック、クラブなどの職業をさします。

では、水商売で働く上でのメリット・デメリットは何なのでしょうか?

細かく見ていきましょう。

水商売の収入と働く上でのメリット

水商売には、たくさんのメリットがあります。

  • 営業が得意・容姿が良ければとてつもなく稼げる
  • トーク上手になる
  • 比較的自由な出勤
  • 人脈が広がる
  • 異性好きは天職

水商売の収入と働く上でのデメリット

一方で、水商売にはデメリットも存在します。

  • 時に収入が不安定
  • 生活リズムが狂う
  • プライベートの時間が少ない
  • 不健康
  • 時間の無駄になることも

以上のようなメリットデメリットがあります。

水商売に興味があり水商売を始めてみたい人は、この辺りの点を考慮した上で意思決定することが重要になります。

水商売のすべて!意味・歴史・業種の特徴を徹底解説まとめ

今回の記事では、水商売の意味や歴史、業種について徹底解説しました。

結局、人間自体は江戸時代から何も成長していないということです、はい。

少しでも参考になれば幸いです。