本記事では、ホストやキャバ嬢として水商売で働く上で、必ず行わなければならない営業LINEや営業メールについて心得ておくこと、意識することを5つ紹介します。
営業にはLINEやメールの他にも、電話や客回り時の営業など幅広く存在しますが、今回はその中でも、メールやLINEというところにフォーカスしています。
水商売で営業連絡のスキルを上げたい人は、本記事で紹介する5つの項目を意識してみましょう。
営業LINEの文章には客の名前を入れる
お客さんの数が増えたり、連絡しなければならない人数が増えたりすると、どうしても多少手抜きになりコピペになってしまうという人、結構いますよね。
水商売を続けていると、初めて連絡するお客さんや、久しぶりに連絡するお客さんなど、必ず自分のスマホの連絡先が増えてきます。
そのため、実際コピペ自体はそこまで悪いことではありません。それはやはり仕方のないことですし、むしろそちらの方が効率良く客管理できます。
ただし、注意点として、完全なコピペではなく、文章を打つときは必ず「名前」を入れておきましょう。
例としては、
- 「○○さーん!この頃相手してくれないけど、最近お仕事お忙しいんですかー?」
- 「俺やで!○○ちゃん、最近元気しとるんー?」
- 「もしかして今○○ちゃんドンキおる?」
こんな適当な連絡じゃもはや営業連絡とは言い難いですが、上記のようとにかく名前を入れること。最後の文に関してはちょっとホラー入ってるしな。
よく、
- 「おはよー!めっちゃ寝たわー!いい夢見たー!」
こういうただの「俺日記」のようなLINEやメール送ってるホストが多いですが、
- 「○○ちゃんおっはよー!夢の中に○○ちゃん出てきたんやけど!邪魔せんといてや!」
こっちの方がより身近に感じることができ、話のストーリーにお客さんを混ぜることができるので、お客さんの反応は良いはずです。
コピペの場合は、相手がホストやキャバクラに通い慣れているお客さんだと、すぐにコピペだと気付かれるので、ここに名前が入っているだけで、お客さんの反応がかなり変わってきます。
本営や色恋営業などしていない限り、コピペでもあまり気にしないお客さんもいますが、名前入れるだけで変わるので、そこまで大変なことではありません。
人間の心理的にも、自分の名前を呼ばれるだけで捉え方が全く変わってくるので、とにかくこのようにお客さんの名前を入れることが重要です。
返信は即レス・遅くとも12時間以内
営業LINE・営業メールは、ホスト・キャバ嬢側から送った場合と、お客さんから送られてきた場合がありますが、基本的に以下のお客さんは即レス・遅くとも12時間以内に返信しましょう。
- 管理が行き届いていないお客さん
- 駆け引きをしているわけではないお客さん
- 化ける可能性のあるお客さん
- 飛びそうなお客さん
- 最近頑張ってくれているお客さん
基本的に、お客さんは短気だと思ってください。狙って連絡を遅くしている駆け引きモードじゃない限り、即レスがセオリーです。
ホスト・キャバ嬢側から連絡してレスが遅い場合は「そっちから連絡してきたのに返信おっそ」というイメージを持たれて、相手から連絡がきてレスが遅い場合でも「きっと忙しいんだろうな」「俺(私)って相手にされていないのかな」というイメージを持たれてしまい、いずれにしても良い結果は生みません。
最悪のケースでは「返信ないし他店舗行こー」「ちゃんと相手してくれる人を指名しよー」となることも考えられます。
例え、そのお客さんにどれだけの時間を使っていようと、どれだけ上手に管理し、どれだけ上手に繋いでいようとも、レスが遅くお客さん自身がブレてしまったら、今まで費やしてきたものが全て無駄になる可能性もあるわけです。
即レス~12時間以内の返信は、正直かなり大変ですが、ここを意識しているだけで「マメさ」として自分の長所が伝わるので、指名本数や売上上昇にも繋がります。
必ず遅くても12時間以内には返信するようにしましょう。
週1ペースで再送と連絡先掘り出し
営業連絡を継続していく上で、週1で行うべき以下の習慣があります。
- 再送信:
返信のないお客さんへの再送 - 連絡先掘り出し:
過去に連絡先を聞いたが最近連絡をしていないお客さんの連絡先を掘り出す
この作業を習慣化することにより、お客さんに自分の存在を再認識してもらい、お客さんの取りこぼしを減らすことができます。
「何回も連絡するとしつこいという印象を与えてしまう」というホスト・キャバ嬢もいますが、お客さんは実際にそこまで気にしていませんし、近年ではしつこいと勝手にブロックしてくれます。
当然、理想的なのは、しつこいと思わせないように継続して連絡することが重要ですが、そこは連絡内容(文章)の問題なので本記事では割愛。
スタッフ側が起こす業務としては、マメに継続して連絡するというのが、水商売のセオリーとして当たり前です。
ブロックするようなお客さんはおそらく、
- 夜のお店で遊ぶ気はないお客さん
- 他店舗でガチガチに管理されているお客さん
のいずれかでしょう。つまり、いずれにしても、期待できるお客さんではない可能性が高いです。
また、返信がないからといって、連絡することを諦める行為は、お客さんに対して失礼でもあります。そもそも、連絡されたくないお客さんってなかなか連絡先教えないですし、そういうお客さんは見込みもありません。
掘り出しについても、定期的に行わなければ、古いお客さんのことはつい忘れてしまうものです。
この2点は、週1程度は行うことをおすすめします。
常に100件以上の未読
LINEのトークルームの状態が、常に100件以上は溜まっている状態を目標にしておきましょう。
もちろん空いた時間にまとめて返信した場合は、一時的に100以下になることもありますが、基本的に返信し始める際には、既に100件以上溜まっている状態であることが望ましいです。
水商売の経験が長い人や売れっ子になると、最低でもLINEの未読数が2、300以上は当たり前なので、100件は最低ラインとして目標にすべきだと言えます。
当然、多ければ多いほど、指名本数や売上も比例して上昇しますし、100件以下が長い間続いているような場合は、
- 「もっとお客さんを増やさないといけないな」
- 「そのためには、もっと連絡先を増やさないといけないな」
- 「もっと○○してみよう」
など、対処法が見えてきます。
ちなみに、基本的になるべく古い順に返信していくようにし、重要なやり取りがあるメッセージのみ随時優先しながら、返信していくようにしましょう。
メールやLINEでダメなら電話するべし
ここまで、LINEやメールにフォーカスし解説してきましたが、やはりLINEやメールよりも効果的なのは、電話です。
電話は、実際に相手の声が聞けるので、キャバ嬢・ホスト側からしても徹底した管理が行えますし、お客さん側からしても時間を作って電話してくれたことに喜びを感じるので、LINEやメールよりも効果は倍増します。
そのため、管理が行き届いていて、コストを削れるお客さんに対しては、基本的にメールやLINEで済ませるようにし、化けることが期待できそうなお客さんに電話をしましょう。
ちなみに、返信が無いお客さんも含めて、電話候補として考えるようにしましょう。そうすることで、マメな印象やプラスの要因を与えることができます。
ただし、当然ずっとメールやLINEで済ませているお客さんにも、たまに電話はするようにしましょう。
以上のように、営業連絡はLINEやメール、電話を上手く使い分けることが重要になります。
まとめ
ホストやキャバ嬢として水商売で働く上で、必ず行わなければならない営業LINEや営業メールについて心得ておくこと、意識することを5つ紹介しました。
本記事で紹介した5つを意識して、営業連絡を継続して行うだけで、得られるパフォーマンスが徐々に変化していることを実感できるはずです。
結果がすぐ出るかどうかは、タイミングや運、お店の環境によっても変わってきますが、安心していただきたい。
すぐに結果が出なくても、この5つを心得て営業連絡を行っていれば、遅かれ早かれ、結果は出るはずです。
少しでも参考になれば幸いです。