キャバ嬢やホストとして水商売を始めたけど、「接客中に喋れない!」と思ったことはありませんか?
というより恐らく相当なお喋り好きでない限り、見ず知らずの異性と最初からベラベラ喋れる人なんていません。水商売をやっていれば誰しもが通る道です。
しかしながら、これには原因がありある程度は対策ができるということも事実です。
水商売を始めてすぐから喋れている人でも、どこかのタイミングで「喋れない」といった悩みをぶち当たることもあるため、むしろこういった悩みをこれまで持ったことない夜の人間はほぼいないといえます。
・キャバ嬢・ホストが喋れるようになるための対策
この記事で挙げている接客中に喋れない主な5つの原因は、以下の通りです。
- 過度な緊張
- お客への恐怖心
- 周りに気を遣いすぎている
- 相手が喋っている内容を理解できていない
- 場に対してのドリンクが足りない
しっかりと根本的な原因と知り、正しい対策をとれば気持ちで負けない限りは必ず乗り越えられるから!頑張れ!
過度な緊張
まずは過度な緊張。原因としてこの“過度な緊張”というのは意外にも多いです。みな人間なので誰しもが緊張はしますが、人によって過剰に現れるか否かの違いです。
緊張により喋れない人の傾向として多く見られるのは、新人です。そのため、緊張してしまったとしても基本的には新人の時期を過ぎると、問題なく喋れるようになります。時間が解決ってやつです。
しかし、新人の時期を過ぎるまでだいたい3か月~半年くらいはありますから、いずれにせよこの”過度な緊張”というものはなるべく抑えなければなりません。
たとえ緊張したとしても過剰には出すべきではないわけです。新人時代のうちから緊張をなるべく抑えるための解決策は唯一ひとつだけあります。
解決策
それは楽しむことです。これほんまやで!
緊張している状態というのは、体がカチコチに固まり、緊張していることに焦りを感じ、それだけがぐるぐると頭を巡り思考が停止してしまっている状態です。
その状態というのは、当然何も楽しめていない状態です。
と考える人もいるかもしれませんが、“楽しむ”ということが心理的負担をどれだけ和らげてくれることか。
生理的現象には生理的現象をぶつけるしか道はありません。
コツは、とにかく楽しくなくても楽しむ努力をすることです。
例えば、
- 裏でワイワイやって自分なりに楽しんでからお客さんの卓につく
- 自分の趣味や好きなことを想像してから卓につく
- とにかく接客中はひたすら笑ってみる
何でも良いです。アイツ頭おかしんじゃねー?って思われるくらいで丁度良い。そのくらい楽しみましょう。その方がお客さんも楽しいはず。
自分をコントロールし、自分の感情さえも騙してしまうことで、緊張も和らぎ、本当の意味で楽しむことができるはずです。
お客への恐怖心
次に、心のどこかでそのお客さんのことを“怖がっている”あるいは”嫌っている”ということが挙げられます。
嫌いの度合いによっても異なりますが、ただ単純に嫌っているだけなら、まずは自分から好意をもつように努力すべきです。
しかし、恐怖心に近しいものがある場合は、なかなか行動できず先述した”緊張”状態に似たような状態であるはずです。増してや、喋れないとなるとお手上げでしょう。
人によっては”飲め”、”喋れ”、”面白いこと言え”など言われたらどうしようと考える人もいるようです。
解決策
この問題も緊張時同様、“楽しむこと”で解消されることがあります。恐怖心を取り除くというより、今はとにかく失敗を怖がらずに楽しんで喋ってみることです。
と思えるような構えでいるとより効果的で、尚且つ今後の伸びしろやキャパが広がる考え方だといえます。
やはりこういった“極度の緊張”や”恐怖心”というのは、どうしても最終的には自分で殻を破っていくほかありません。
楽しむことは比較的簡単なことなので、是非とも頑張ってみましょう。
周りに気を使いすぎている
次に、周りに気を使いすぎているということが挙げられます。
新人に限らず、その人の性格によってはある程度経験のある人でも、気を使いすぎているケースも少なからずあります。
本記事のテーマである「喋れない原因」としては、恐らくこの原因・問題が大半を占めているといえます。人見知りやキーツカイーさんに多く見られます。
誰かと一緒に卓についてる際は全くと言っていいほど喋ることができず、1対1の時だけ喋れるというケースが多いです。この場合、1体1の状態から1人従業員が接客に参加するだけでピタッと会話が終わってしまいます。
特に先輩や上司と一緒に接客する時だけ、このようなケースに陥る人も多いです。
当然ですが、ヘルプなどでない限り、基本的にこの気遣いは必要のない気遣いです。
仕事なので、本来は周りがドン引きするほど喋っても良いほどの状況ですし、実際にそのおかげで従業員も助かったりするわけです。
あなた以外の従業員が会話に困っている場面もありますからね。
解決策
この原因は、ほとんどが周りや従業員とのコミュニケーション不足から来るものです。
“他人を気遣ってしまう”と言うと聞こえは良いですが、無駄な気遣いは逆に言えば相手の気持ちを把握できていない・相手を理解できていないともいえますし、不安感も増すはずです。
お客さんを敵に置き換えるのはどうかと思いますが、あくまで例え話ということで。
対応力には仲間とのコミュニケーションは欠かせません。
従業員とのコミュニケーションを満たすことで、自分が喋りやすい環境ができあがり、徐々に喋れるようになっていきます。
相手が何を喋っているのか理解できていない
人間は基本的に、自分以外の誰かと会話をする時、流れるように会話をするものでそれが自然だといえます。
そのため、接客や会話はお互いの波長がマッチした状態で常に流れていくのが理想的ですし、会話を楽しむための重要ポイントです。
“喋れない”という背景には、自分が理解しているつもりでも、意外にも話の流れをしっかりと掴めていない可能性もあります。
内容を理解していない状態で話が進むと当然、その後の反応や展開に困りますよね。そうなってしまうと、そこで会話の流れを止めてしまうことになります。
仕方のないことですが、この状態が継続的に続くようなら解決策と考えねばなりません。
解決策
解決策としては、接客中はお客さんや従業員とのキャッチボールに集中することを、普段から癖づける必要があります。
さらに、
返答の引き出しを増やしたり、会話のレパートリーを増やして、普段から他人に対して実践していくことが重要になってきます。普段からの実践は、従業員でもいいですし家族でも構いません。
こうして会話の理解度に関わらず、相槌や会話を上手に返してあげることで、会話を繋げるなり会話のお題を変えるなり幅が広がるはずです。
何事も、見えない努力が実を結びます。
場に対してのドリンクが足りていない
お酒で少なからず酔っぱらうことで、自分自身が楽しくなり喋れるようになることもありますし、実際にお酒の力を借りたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、この項で言いたいのは“雰囲気に足りていない”ということです。これは、その場のメンバーの雰囲気や、卓独特の雰囲気的なもので、当然会話や接客のパフォーマンスにも影響してきます。
喋れないことで、尚更ドリンクを飲まなくなる従業員も最近増えているため例外もありますが、少なくとも卓毎に適したドリンクの量・メーターのようなものがあります。
夜のお店は、毎日ドリンクが関わっている業種であり、お客さんによっては、当然飲ませにも来ているお客さんもいるわけです。
その卓の適したの雰囲気の量に達していないと、お客さんが心を開かず楽しめなくなり、結果的に雰囲気も悪くなりキャバ嬢・ホストも思うように喋れなくなる、このような悪循環に陥ることもあります。
解決策
接客中喋ることはできなくとも、ドリンクを飲むことや飲んでいるように見せるパフォーマンスは少なくともできるはずです。
当然アルコールなしのドリンクでも問題ありません。とにかく、グラスでドリンクを飲む仕草が、その卓の雰囲気を次第に変えてくれます。
夜のお店に遊びに来るお客さんは、それが刺激になるお客さんや、快感だと感じるお客さんも多いので、それだけでお互いが喋りやすい場になり、上手くいけばお客さんから気に入られ、更に盛り上がるケースもあります。
お客さんや卓によって適した量が違うため、判断が難しいかもしれませんが、喋れていなくて卓の雰囲気も悪いと感じた場合は、量が足りていない・雰囲気が仕上がっていない可能性があります。
まとめ
今回の記事では、キャバ嬢・ホストとして接客中に喋れない根本的な5つの原因と、その対策についてまとめました。
接客中に喋れていない時は、大抵この5つが原因であることが多いです。
最初はつまらなくてもいいんですよ。重要なのはそこではなく、最初はとにかく喋ることです。とにかく喋る努力をすれば、例えつまらなくとも”喋って楽しませよう”と努力できる人間性が、良い結果を生みます。
少しでも参考になれば幸いです。